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プロのセッティングは参考になりますが、ヘッドスピードも飛距離もまったく違います。知りたいのは「自分に近いアマチュアが、14本をどう組んで、なぜそうしたのか」ではないでしょうか。
この記事では、ゴルフ歴9年・平均スコア90台・ヘッドスピード約46m/sの筆者(タカ)の14本を、ロフト・シャフト・実測飛距離で公開します。うまくいっているところだけでなく、組み替えてきた経緯と、うまくいかなかったクラブ も書き、最後に自分のバッグを見直すためのチェックポイントをまとめます。
結論:14本は「飛距離の階段」で並べると、どこを見直すかが分かる
- 筆者のバッグで階段がそろっているのは 5番アイアン〜PW。ロフト間隔は3〜5度、飛距離はほぼ10y刻み(個人の結果)
- 長いクラブ側は フェアウェイウッド(FW)なし、UTがPING G440の2H・3H・5Hの3本。以前入れていた19度のUT(APEX UW)は抜いた
- ウェッジは 4本→3本(50/56/60度) にして、空いた1本をUTに回した
- 自分のセッティングを見直すときは、①ロフト間隔 ②重量フロー ③ミスの傾向とヘッドの性格、の3つをチェックする
筆者のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゴルフ歴 | 9年 |
| 平均スコア | 90台 |
| ヘッドスピード(ドライバー) | 約46m/s |
| 主なミス | ドライバーは左(フック・ドロー系) |
| ラウンド・練習 | 月2〜3ラウンド、練習は週2〜4回 |
| ギア歴 | 大手メーカーから地クラブ(三浦技研・バルドなど)まで、買い替えたクラブは数え切れない |
14本のセッティング表(2026年10月時点)
| No | クラブ | モデル | ロフト | シャフト | 実測飛距離(トータル・個人の結果) | メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ドライバー | タイトリスト GT2 | 11度 | VENTUS TR RED 6S | 250〜270y | 調整機能で0.75度立てて使用 |
| 2 | UT(2U) | PING G440 2H | 標準17度(PING公式値・下の注記参照) | PING TOUR 2.0 CHROME 85S | ― | ティーショット用 |
| 3 | UT(3U) | PING G440 3H | 標準20度(PING公式値・下の注記参照) | PING TOUR 2.0 CHROME 85S | ― | |
| 4 | UT(5U) | PING G440 5H | 24.5度(26度から1.5度立てて調整) | PING TOUR 2.0 CHROME 85S | 185〜195y | 4番アイアン相当として使用 |
| 5 | 5番アイアン | ミズノプロ 225 | 24度 | ダイナミックゴールド D.S.T S200 | 約175y | |
| 6 | 6番アイアン | ミズノプロ 225 | 27度 | ダイナミックゴールド D.S.T S200 | 165y | |
| 7 | 7番アイアン | ミズノプロ 225 | 31度 | ダイナミックゴールド D.S.T S200 | 155y | |
| 8 | 8番アイアン | ミズノプロ 225 | 35度 | ダイナミックゴールド D.S.T S200 | 145y | |
| 9 | 9番アイアン | ミズノプロ 225 | 40度 | ダイナミックゴールド D.S.T S200 | 135y | |
| 10 | PW | ミズノプロ 225 | 45度 | ダイナミックゴールド D.S.T S200 | 125y | |
| 11 | ウェッジ | ボーケイ・デザイン SM10(50.08F) | 50度 | ダイナミックゴールド 120 S200 | 110y | |
| 12 | ウェッジ | ボーケイ・デザイン SM11(56.12D) | 56度 | ダイナミックゴールド 120 S200 | 90y | |
| 13 | ウェッジ | ボーケイ・デザイン SM10(60.12D) | 60度 | ダイナミックゴールド 120 S200 | 70y | |
| 14 | パター | クロスパット(CROSSPUTT)CP-400 | ― | ― | ― |
※飛距離はヘッドスピード約46m/sの筆者個人の結果です。弾道計測器とコースでの実測の両方から出した、トータルの距離です(ウェッジはフルショット)。
※2H・3Hのロフトは、PING公式の標準ロフトです(PING公式で確認、2026/10/22)。筆者が使っているロフト(調整の有無)と飛距離は、この表には載せていません。フェアウェイウッドは入れていません。
※ミズノプロ 225 は、ミズノプロ 221・223 と同時期に発売されたモデルです。発売から年数がたっているため、新品での入手は難しい可能性があります(現行品かどうかはミズノ公式で確認してください)。気になる人は中古も含めて探すのが現実的です。
※ドライバーのタイトリスト GT2 は、2026年に後継の「GTS」シリーズが出ています。ボーケイ・デザインは SM11 が最新で(タイトリスト日本公式、2026年2月20日発売)、SM10 は前作です(いずれも2026/10/21確認)。
飛距離の階段で見ると、どこがどうつながっているか
アイアン(5I〜PW):ロフト間隔3〜5度で、ほぼ10y刻み
5I 24度 → 6I 27度 → 7I 31度 → 8I 35度 → 9I 40度 → PW 45度。間隔は 3・4・4・5・5度 です。
一般に、短い番手ほどロフト間隔が広めに設計されていることが多く、この並びもその形になっています。飛距離は 175 → 165 → 155 → 145 → 135 → 125y と、筆者の場合はほぼ10y刻みで並んでいます(個人の結果)。
5Hと5番アイアン:ロフトはほぼ同じでも10〜20yの差
5H(24.5度)と5番アイアン(24度)はロフトがほぼ同じですが、筆者の場合は5Hが185〜195y、5番アイアンが約175yと、10〜20yの差があります(個人の結果)。
UTは同じロフトでもアイアンより球が上がりやすく、前に飛びやすい傾向があります。ロフトの数字だけで階段を組むと、実際の距離とズレることがある という分かりやすい例です。筆者は5番アイアンも入れたまま、5Hを4番アイアン相当として使っています。
5Hより上(長いクラブ側):FWなし、G440の2H・3Hを入れている
5Hの上には、同じPING G440 ハイブリッドの2H(2U・ティーショット用)と3H(3U)を入れています。シャフトも5Hと同じPING TOUR 2.0 CHROME 85Sで、UTは3本とも同じモデル・同じシャフトです。FWは入れていません。
PING公式の標準ロフトは、2Hが17度、3Hが20度です(2026/10/22確認)。筆者が使っているロフト(調整の有無)は、ここには載せていません。
以前は5Hの上に19度のUT(キャロウェイ APEX UW+VENTUS TR RED 7S)を入れていましたが、逆球の出る確率と、ミート率の低さに苦戦しました。今はバッグから抜いています。
ウェッジ:4本→3本で、PWの下の間隔が変わった
以前は 48/52/56/60度 の4本、さらにその前は 48/52/58度+4U という構成でした。今は 50/56/60度 の3本です。
PW 45度からのロフト間隔は、4本体制なら 3・4・4・4度、3本体制では 5・6・4度 です。距離は PW 125y → 50度 110y → 56度 90y → 60度 70y で、ウェッジ同士は20yずつの差になっています(個人の結果)。考え方の詳細は ウェッジ3本構成の考え方 にまとめています。
各クラブを選んだ理由
ドライバー:タイトリスト GT2(11度)+ VENTUS TR RED 6S
以前使っていたタイトリスト TSR2 では、スピン量が足りずにドロップする球がよく出ていたので、今回はロフトが多いモデルを選びました。調整機能で0.75度立てると、スピン量もほどよく、フェースの向きも好みになったと感じています。
シャフトは、さまざまなVENTUS、NXシリーズ、TENSEIシリーズを試してきました。ためが大きいスイングなので先中調子がいちばんしっくりきましたが、先があまりに走るタイプは暴れたので、このモデルに落ち着きました。もっと飛ばすことだけを考えるなら、もっと柔らかいタイプでもいいかもしれません。
UT:PING G440 2H・3H・5H + PING TOUR 2.0 CHROME 85S
UTは3本ともPING G440 ハイブリッドで、シャフトもすべてPING TOUR 2.0 CHROME 85Sです。以下は5H(26度→24.5度に調整)を選んだときの話です。
G440シリーズのUTは、その年に発売されたUTの中でいちばん構えやすく、曲がりが少ないと感じたモデルです(もっと飛ぶモデルはありました)。コースで2打目のミート率を上げるために、あえて4Uではなく5Uを選びました。
G440はロフトが少し寝ているタイプなので、1.5度立てて使っています。G440ハイブリッドはホーゼルでロフトを±1.5度調整できるモデルです(PING公式で確認、2026/10/21)。シャフトは90Sや、カスタムのVENTUS HB BLUE 8S・9Sも使いましたが、いちばんミート率が高く、飛距離も出たのは純正の85Sでした(個人の結果)。
アイアン:ミズノプロ 225(5I〜PW)+ ダイナミックゴールド D.S.T S200
珍しい組み合わせですが、筆者は相性がよいと感じています。ダイナミックゴールド D.S.T は、スリクソン(ダンロップ)の Z-FORGED II アイアンで純正シャフトのひとつとして採用されているシャフトです(ダンロップ公式で確認、2026/10/22)。筆者の認識では、本来スリクソン専用のシャフトです。
ダンロップスポーツ公式オンラインストアのスリクソン Z-FORGED II アイアンの仕様では、S200は調子が中手元、重さ112g(#5の装着重量)、トルク2.1です(2026/10/22確認)。
筆者は、DG120より少し軽く、柔らかく感じています。UTのG440(5U)とも相性がよいと感じています。軽く柔らかいぶん、幅広いゴルファーに合いやすいと感じていますが、筆者の認識ではカウンターバランスタイプなので、ヘッドが軽いタイプのクラブには合わないかもしれません。
※D.S.Tがカウンターバランスかどうかは、メーカーの公表情報では確認できませんでした(ダンロップスポーツ公式オンラインストアの仕様表、トゥルーテンパー日本公式の2026年6月版カタログとも記載なし、2026/10/22確認)。ここは筆者の認識として書いています。
ウェッジ:ボーケイ 50/56/60度の3本
ボーケイ・デザイン SM10 50.08F/SM11 56.12D/SM10 60.12D で、シャフトは3本ともダイナミックゴールド 120 S200 です。
48/52/58度+4Uから4本体制にしたのは、上のクラブをたくさん入れていると、欲やいらぬミスにつながることが多く、一時期減らしたためです。そこから3本にしたのは、4本のウェッジをすべてしっかり練習するのは難しく、コースで使い分けるのも難しかったから。また、上のクラブを減らしすぎて損した部分もあったので、空いた1本でUTを増やしました。
パター:クロスパット(CROSSPUTT)CP-400
パター専門ブランド、クロスパット(CROSSPUTT)の CP-400 を使っています。
クロスパット日本公式サイトでは、CP-400は「毎回同じように構えられない不安を感じている人」に向けて、「逆ネックと縦ライン」で解決策を示すモデルと紹介されています。2025年8月のプレスリリースでは、特許出願中の3本ライン構造と逆三角ネック形状をうたっています。楽天市場のCROSSPUTTショップの商品ページでは、センターシャフトで、ロフト3度・ライ角70度、長さは33インチ・34インチ、ヘッド重量398gと表記されています(いずれも2026/10/22確認)。
見た目のクセが強く、知らない人には「そのパター、なにそれ?」とよく言われます。
特有の2本の線と、ラインを合わせられる線があり、パットのときに考えることが減って、パット数が減ったと感じています。ただ、腕の問題もありますが、相性がよくないグリーンだと距離感が合わず、叩いてしまうこともあります。
自分のセッティングを見直す3つのチェックポイント
チェック1:ロフト間隔に「極端に狭い・広い」ところはないか
隣同士のクラブのロフト差を全部書き出してみてください。筆者のバッグでは、アイアンが3〜5度、ウェッジ(3本体制)が4〜6度の間隔です。間隔が極端に狭いところは距離がかぶり、広いところは「打てない距離」になりやすい傾向があります。
ただし、筆者の5Hと5番アイアンのように、クラブの種類が変わるところ(アイアン↔UT、UT↔FW)はロフトどおりに距離が並ばないことがある ので、ここは実測で確認するのがおすすめです。
チェック2:重量フローは「長い→短い」で重くなっているか
一般的には、長いクラブほど軽く、短いクラブほど重くなるように並べると、振り心地のつながりが作りやすいと言われます。筆者のシャフトは、ドライバー(VENTUS TR RED 6S)→UT 3本(2H・3H・5H、すべてPING TOUR 2.0 CHROME 85S)→アイアン(ダイナミックゴールド D.S.T S200)→ウェッジ(DG120 S200)という並びです。
メーカー公表の重量は、VENTUS TR RED 6S が68.0g(フジクラ公式、2026/10/22確認)、PING TOUR 2.0 CHROME 85S が80g(PING公式、2026/10/22確認)、ダイナミックゴールド D.S.T S200 が112g(スリクソン Z-FORGED II アイアンの#5の装着重量。ダンロップスポーツ公式オンラインストア、2026/10/22確認)です。ウッド・UTだけ軽すぎる、UTだけ重すぎる、といった“段差”がないかを見ます。
チェック3:ミスの傾向とヘッドの性格は合っているか
一般に、つかまりの良いヘッドは右へのミスが多い人の味方ですが、左へのミスが多い人には逆効果になることがあります。なお筆者自身は、UT・FWを選ぶときにつかまり具合は特に気にしていません。
自分のミスが左右どちらに多いかを、ラウンドや練習場でメモしておくと、次に買うクラブの基準がはっきりします。
書き出し用テンプレート
| No | クラブ | ロフト | シャフト(重量) | 平均飛距離 | 前のクラブとの差 | よく出るミス |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | ||||||
| … | ||||||
| 14 |
このセッティングが参考になる人・ならない人
参考になる人
- ヘッドスピードが40m/s台半ばで、平均スコア80台後半〜100前後
- アイアンはスチールで、UTの本数や番手で迷っている
- ウェッジを3本にするか4本にするかで迷っている
参考になりにくい人
- ヘッドスピードが大きく違う人(飛距離の階段そのものが変わるため、ロフトの並び方だけ参考にしてください)
- FWを入れたい人(筆者のバッグにはFWが入っていません)
よくある質問
Q. ヘッドスピード46m/s前後なら、ウッドとUTは何本が普通?
A. 「普通」の本数はありません。一番長く打てるアイアンとドライバーの間に、どれくらいの距離の空白があるかで決まります。空白を10〜15y刻みを目安に埋めて、残りをウェッジとのバランスで決めるのが考えやすい方法です。筆者の場合は、FWなし・UT3本という形にしています。
Q. 同じロフトのUTとアイアンを両方入れるのはムダ?
A. ロフトが同じでも距離が違えば、役割は分かれます。筆者の5H(24.5度)と5番アイアン(24度)は10〜20yの差があり、5Hを4番アイアン相当として使っています(個人の結果)。5番アイアンをUTに置き換えるかどうかの考え方は 5番アイアンの代わりにユーティリティは入れるべき? にまとめています。
Q. セッティングを見直すとき、最初に何をすればいい?
A. 全14本のロフトと平均飛距離を表に書き出すことです。数字で並べると、かぶっている番手と空いている距離が見えてきます。UTの選び方は ユーティリティの選び方 も参考にしてください。
まとめ
- 14本は「飛距離の階段」で並べると、詰まりと空白が見える
- クラブの種類が変わるところ(アイアン↔UT↔FW)は、ロフトどおりに距離が並ばないことがある
- 筆者はウェッジを3本にして、空いた枠でUTを増やした(FWなし・UT3本)
- 見直しは、ロフト間隔・重量フロー・ミスの傾向とヘッドの性格の3点から
- 迷う1本は、新品の前に中古や試打で確かめるのも手

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